世界が闇に沈み始めて
温かいオレンジの光がともる地上を
やさしく見下ろして光る


カタカタコトコト

にぎやかな音を立てて
走り回る私を見て
本当は笑っているんじゃないの?


お願い  もう少しそこで笑っていてね

まだそこにいて

夕刻が終わる頃には帰ってきてしまうから

まだまだ

この子たちはおいしい料理にバケていないのよ







 ほんとは、うちの旦那さんは夜勤なので夕刻が終わる頃に出勤していってしまいます

でも、晩御飯を作って旦那さんの帰りを待っている新米奥さん、窓からそれを見下ろす

夕暮れの月。 そんなあったかい生活もちょっとあこがれるんです